遊びと仕事のグラデーション by Yu Endo

電子楽器づくり大好き!遊びと仕事の間に生きる遠藤祐のブログ

イクメンバランスチェック

イクメンバランスチェック

イクメンって言葉流行ってますね。育児世代は仕事も脂が乗っており多忙を極め、家は家で子供中心で週末も休んだ気がしない、なんか不機嫌な空気に包まれている世のイクメンパパ家庭も多いのではないでしょうか?

仕事と家庭を自分では上手く切り替えて、そこそこ子育てにも参加しているつもりでも、ちょっとしたことで嫁さんに不機嫌になられたりはしていませんか?

そんなとき、怒っているパートナーに理屈で説明しても仕方がありませんし、より溝が深まってしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。

そんな時は、怒りが過ぎ去るまで待ち、例えばママには週末のどちらか1日は友達と買い物などに行ってもらい、イクメンパパが子守を引き受けてしまうのが不機嫌な空気をニュートラルに戻す方法としては良いと思います。
1日街に出て買い物やおしゃべりをしていると、怒っている気持ちも晴れていき、その怒りのトリガーとなった事象についても客観的に捉えるよいきっかけとなり、無理やり理屈で説明することで得ようとしていた効果以上のことが期待できます。

Fotolia_47170863_XS

ただし、本来は機嫌を損なわないのが一番なんですよね。
そこで、パートナーの機嫌を損なわないのに有効な考え方を一つ編み出したので紹介したいと思います。

私はその考え方を、イクメンバランスチェックと呼んでます。

ビジネスパーソンが家庭における仕事を全うしているか評価する際、様々な要因とのバランスで考えることが多いと思います。

例えばこんな感じ。

「育児」+「仕事の家庭への貢献度」 = 「自分の趣味の時間や遊びの時間」

左辺と右辺のバランスが保たれていれば、家庭における仕事を全うしていると男は考えがちです。

これで、機嫌の悪くならないパートナーだと言う方は、それは気持ちに余裕がありキャパの広い奥さんか、もしくは反対に不満があり我慢しているがそれを上手く伝えることのできていない奥さんです。
前者なら、それは素晴らしいです。どうぞ大切にしてあげてください。
後者なら、機嫌が悪くならない分、体調(心や体)に反動がこないか心配です。

さて、上記の式には落とし穴があります。
右辺は自分の価値観だけで決めていいですが、左辺はパートナーの価値観によって変わってきます。

つまり、そもそも「仕事の家庭への貢献度」が左辺に組み込まれると考えないパートナーだっているわけです。
そこで、イクメンバランスチェックでは左辺に「仕事」に関することを入れないことをお勧めします。

イクメンバランスチェックではあくまで、家庭内で生活している時間内に発生する出来事だけを天秤にかけてください。

なので、ここでの正解は

「育児」 = 「自分の趣味の時間や遊びの時間」

となります。そうなると、とたんに右辺が大きくなったりしていないでしょうか?

仕事をしなければ生活費は稼げない=生活できない

だから、もっと評価されたって良いはずだと思うお父さん方、気持ちはよく分かります。
しかし、子育て世代にとっては、そこはぐっと我慢し、生活の基盤となるものは、ただのインフラだと思いましょう。水道、電気と同じで、存在して当然なんです。

少なくとも小学校に上がる前の子供がいる場合、子供中心に世界が回っているパートナーは、心の底から趣味の時間や遊びの時間を確保することができていないでしょう。

心に余裕がない状態で、不機嫌な空気で充満した家庭での子育てよりも、自分の時間を上記のイクメンバランスチェックの式に当てはめることで家庭内の範疇でバランスを取り、結果生まれる機嫌の良い空気の中での子育ての方が、子供に与える影響は良いに決まっております。

子供中心で振り回される時期は期間限定です。なるべくご機嫌な時間が多く取れる工夫をパートナーと工夫しながら子育てしていきたいですね。

About The Author

株式会社ソニックウェアファウンダー / 代表取締役CEOYu Endo
SONICWARE inc. Founder & CEO / I can't help making instruments!! 三度の飯より楽器づくり!

Leave A Reply

*

Comment On Facebook