もっと早く読んでおけばよかった。
読書体験が自分の血となり肉となる。そんなスキルを身につけることができる。
本田 直之さんのベストセラーです。
印象に残った言葉
- 誰か成功した人のやり方を学んで、そこに自分なりの応用を加えるのが、成功への近道
- 練習しない一流のプロスポーツ選手が存在しないように、読書をしない一流のビジネスパーソンもまた存在しない
- インプットするだけでは、ただの自己満足に過ぎない。いかにアウトプットするかが勝負
- 極論を言えば、100項目すべてを抜き出して、ひとつも身につけないよりは、重要な1項目だけを抜き出して、それを実践するほうが、リターンを得られる。
本を買うときからレバレッジリーディングは始まっている
簡単そうで、とっつきやすい本を選ぶ
働いている人は忙しいに決まっている。忙しい人に読ませる本は短時間で内容を理解してもらわねばならない。難しいことをいかにやさしく解説するかが著者や編集者の腕の見せ所である。
だから、本当に役に立つ情報が詰まった良い本は、簡単そうで、とっつきやすそうな本である可能性は非常に高い。
教養型より経験型を選ぶ
理論より実践のノウハウが大切。机上で書かれた本よりも、他人の成功体験にレバレッジをかけられるような本を選ぶ。
レバレッジリーディング
読むところ読まないところの見当をつけ、1~2時間程度で読む。
最初に俯瞰する。→重要なところは熟読、他は斜め読みでいい。
線や印、書き込み、ドッグイヤー(ページの角を折る)を気にせずやる。→後でレバレッジメモを作成する。
2割を読めば、その本の8割は理解できる。
最初のほうが面白くない本は、思い切って読むのをやめる。時間や場所は有限である。
本の値段を考えると時間を使うほうがもったいない。→この辺は、自分のセンスを信じる。
レバレッジメモ「究極の本」を作成する
本を読んだことに満足しないしないように、(人間は忘れるいきものなので)読書後のフォローが絶対に必要になる。
線を引いた部分をPCに打ち込みレバレッジメモを作成する。このメモは、いわば「究極の本」
レバレッジメモをとり記録に残し、自分のなかにメモを刷り込んでいき、習慣化することで身につける。もしくは自分なりにアレンジしていく。
それを常に持ち歩き、スキマ時間にぱらぱら見る。
メモを作って眺めているだけで満足しても意味ない。本当に繰り返し何度も読むことが重要。暗記する必要はない。いつも持ち歩いて繰り返し何度も読むと、使い込んだ道具が手のひらに馴染むように考え方、行動習慣が自分自身のものになる。(メモという含み資産を顕在化させる)
この本から得た教訓
読書は投資活動。それも、株や為替のようにUP/DOWNしない絶対に負けない投資活動である。
本には他人の数十年分の経験や知恵が詰まっている。これを効率よく吸収しない手はない。
読むほどにパーソナルキャピタルの含み資産が増え、それを顕在化させていき、自分のビジネスなどにレバレッジをかける。
総評
読書の仕方を体系だってロジカルに改めて説明してくれる良書です。
実際にこの読み方にしてから10冊程度読んでみたが、ビジネス書のリーディングにおいて非常に強力な武器になると確信してます。
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